コラム

Column
2023.12.20

売り手側におけるマッチングについて

このプロセスでは、弊社の提携しているマッチングプラットホ-ム
バトンズでのマッチング作業となりますので、売り手の対応はあまり有りません。

⑴  マッチングプラットホ-ムへアプローチ

まず売り手は、買い手候補のリスト一斉にアプローチをします。

ポイントは、アプローチをかける買い手候補を事前検討しておくことです。
ここが抽象的だと効果的・効率的なアプローチができません。

⑵ 売り手の匿名情報のシートの提供

次に売り手は、⑴で案件に興味を持った買い手に匿名情報を提供し
案件の大まかな内容を開示します。

ポイントは匿名シートのクオリティと情報漏洩への注意です。

匿名情報シートの情報が少ないと買い手は案件のイメージがわかず
せっかくアプローチした買い手候補が案件に興味を持てず
次のステップに進む件数が少なくなります。
余り詳しく書きすぎると、売り手企業が分かってしまう可能性が高くなります。
売り手企業が分かると、その噂が広がり従業員等に不安がり、最悪退職してしまいます。
又、取引先企業に知れた場合に不利な条件で取引することになったりする可能性があります。
事前にM&Aの情報が外部に伝わることで、良い影響は基本的に有りません。
自社の魅力をちゃんと伝えつつも、情報漏洩しないように専門家と相談しながら
慎重に作ることです。

⑶ 企業概要書の提供

そして、⑵で更に興味を持った買い手から詳細を知りたいと希望が来た場合
買い手希望企業の秘密保持契約などの手続きをして、詳細な企業情報を記載した
企業概要書を提出します。

上記を実施したのち、双方買収に向けて真剣に検討したい場合は
③トップ面談・基本合意契約の締結に続いていきます。